代表あいさつ

辰野　元祥（タツノ モトヨシ）
辰野元祥税理士事務所　代表辰野元祥行政書士事務所　代表株式会社辰野アカウンティングサービス　代表取締役近畿税理士会　研修部　部員（平成２９年〜）近畿税理士会　東住吉支部　税務支援対策委員会　幹事　（平成２９〜）

　私は、坂井忠男税理士事務所で税理士補助として12年間、弁護士法人フォーラム大阪法律事務所東住吉支店の税務部門で税理士補助として3年間、有限会社坂井経営コンサルタント（財務書類の作成業務）に13年間勤務し、大阪市内・大阪市近郊の中小企業のお客様の申告業務に携わってまいりました。勤務時には中小企業の経営者の事業承継や相続といった案件を多数経験いたしました。

　特に相続税の申告業務の場合には、申告書を作成すること以外にお客様の立場にたって、お困りになっていることがないかどうか考えながらすすめるようにしておりました。相続手続は、一般の方にとって何回も経験することがないため、何から手をつけていいかのかわからない方が多いと思います。例えば直ぐしなければならないこととして公的年金の死亡届け等があります。年金事務所へ提出することになるのですが、場合によって戸籍謄本や住民票を添付する必要があります。相続人様によってなかなか平日にお休みをとって役所へ何度も足を運ぶのが困難な方もいらっしゃいます。そんな場合には、委任状により代理人としてお手伝いさせていただいておりました。

　また銀行や証券会社の名義変更や解約手続きも大変手間のかかる相続手続きの１つです。相続人関係の戸籍謄本を全てそろえ、金融機関ごとに異なる相続用の銀行等の書類に間違いがないように記載することは大変労力を要します。お亡くなりになった方が複数の金融機関とおつきあいされていた場合には、１つずつ手続きをすすめていかなければなりません。こんな場合にも代理人ととしてできることは全て代行し、最後に各金融機関をできるだけまとめて相続人様といっしょに回らせていただきました。そうすることで相続人様の不安や相続後の疲労を少しでも和らげらるのではないかと思っています。

　大学卒業後、東京2部上場のアパレルメーカー（高級婦人服の製造販売）に勤務しました。百貨店販売部で自社ブランドの売場管理や販売員の指導等を行い、お客様の目線で売場を見ることの大切さを学びました。売り手の視線で売場を見るのとお客様の視線で売場を見るのとでは、視線の方向や目に映る情報が異なってきます。このおかげでお客様の立場でものを考えることができるようになりました。税務の申告業務においても、お客様の意見を尊重しつつ適切なアドバイスを心掛けています。

　平成24年4月から大阪経済大学大学院経営学研究科で租税法を学び、平成25年3月に修士課程を終了いたしました。修士論文は「請求権の行使における相続税の一考察」という題目で学位を授与されました。税法の条文趣旨・歴史・経緯を学術的に学んだことにより、税法をわかりやすくご説明させていただきます。